笑福亭鶴瓶 落語会 兵庫県立芸術文化センター 2019年 ②落語会本編

こんにちは、みーママです。

 

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前回に続きまして、兵庫県立芸術文化センター(兵庫県西宮市)で開催されました、笑福亭鶴瓶落語会について書かせて頂きます。

3日間開催されたのですが、私は中日の1月26日(土)15時からの部に行きました。

 

前回は落語前に行われました、20〜30分間に及ぶ鶴瓶師匠によるフリートークの様子までお話しさせて頂きました。

 

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鶴瓶師匠のフリートークが終わり、そのまま前半の2つの落語について鶴瓶師匠から簡単な説明がありました。

 

そして、一つ目の作品。こちらは桂南天さん(桂南光さんのお弟子さん)による「動物園」というお話し。

主人公は日給の良いアルバイトがしたく、動物園での求人募集に申し込みます。 ところが、そのアルバイトとは虎の着ぐるみを着て檻の中に入り虎役をするというもの。主人公はアルバイト中にお腹が空いたり、ライオンと戦わなければならなかったり、苦難が主人公に襲いかかるというお話し。

→桂南天さんはハキハキとした話し口調で聴きやすかったです。あと虎の身ぶりを体全体で表現する話しなので、落語初心者でも理解しやすかった様に思いました。

 

次に2つ目の作品。こちらは笑福亭鶴瓶師匠による「山名屋浦里(やまなやうらざと)」というお話し。

舞台は吉原。吉原一の花魁(おいらん)を指名した近藤と、その花魁(おいらん)の話し。

→実は全く話しについていけなかったです。

眠らなかったけど、途中からよそ事を考えてしまうという最悪の事態に!!(私の様な脱落者をちらほら見かけました。)

鶴瓶師匠の落語は語り口が優しい。男性の声も女性の声も非常に上手く使いこなし、何役をもなりきってらっしゃる印象を受けました。

また特筆すべきは、セリフの多さと長さ。

日々鍛錬されていることがわかります。(鶴瓶師匠は移動のタクシーの中でも落語の稽古をされると噂でよく聞きます。)

ただ色恋の艶っぽい話しであったこともあるのか、動きや表情の変化がほとんどない。

また落語が二本目であったこともあり(時計を見てなかったのですが、一本辺り20分弱の話し。)、私は集中力が全く持続しませんでした。本や新聞の様に活字なら一度で頭に入らなかった時読み直しができます。そして、演劇なら舞台装置、衣装、音楽等の話しの助けが豊富にあります。

しかし落語はそれらがほとんどないので、集中力がかなり必要だと感じました。

また私に古典の知識がないことも、話しについていけなかった要因だと思います。

 

そして、ここで15分程の休憩。

リフレッシュしたくホールの外にあるミニ売店で、オレンジジュースとフィナンシェを購入。ミニ売店は長蛇の列ができていました。

 

そして後半の部が開幕。

後半はまず、遠峰あこさんによる民謡や漫謡(おもしろ楽しい唄)ショー。民謡は熊本のおてもやんや福岡の炭坑節を披露。また漫謡は遠峯あこさん自身作の「ボクかっぱ巻き」や「大阪環状線の歌?」を披露。

→遠峰あこさんはすごく可愛い女性の方なのですが、肩からアコーディオンをかつぎ、足には鈴をつけ、それらを弾いたり鳴らしたりしながら歌を歌います。歌が非常に上手いです。

一部の観客は手拍子をしながら鑑賞。この日一番盛り上がった感もなきにしもあらず。

 

そしてとりはもちろん鶴瓶師匠。

鶴瓶師匠本日2作品目は「明烏(あけがらす)」というお話し。

23歳になる主人公の頼りなさを心配した父親は主人公が大人になれる様に知人に頼みごとをします。

そして知人は主人公の趣味の神社参りと主人公を騙して、大阪の新町にあるいかがわしいお店に連れて行き、そこで主人公が童貞を喪失するというお話し。

→2本目は話しもオチもついていけて、ホッとしました(笑)。

まさかの下ネタでしたが、過激な描写はなく、聴きやすいお話しでした。

1本目をより鶴瓶師匠が大きい声を出す箇所があったため(主人公が神社に来たのではないことがわかった時など)、メリハリがあり、面白かったです。

 

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落語会終了後にはこの様な本日の演目が書かれた掲示板がホールに出されていました。

 

落語会は約2時間で終了しました。

お値段は全席指定で税込4500円でした。

映画などと比べると高いですが、演劇など1万円位するものも目にしますので、妥当な値段の様に思います。

 

来年(2020年)の1月にも同じ兵庫県立芸術文化センター笑福亭鶴瓶落語会が開催されるらしいので、都合があえばまた行って見ようかと思える落語会でした。

 

全国をまわっていらっしゃる様ですので、興味のある方は是非行らしてみて下さい。